ストライクゴールドのジーンズは、「穿き込まれたジーンズのエイジング」をテーマに生み出されます。

至高のエイジングを追求する為に、The Strike Goldが作り上げるオリジナルのデニム生地もエイジングへの執拗な拘りを積み重ねて生み出された思いを込めた産物だが、このデニム生地という極上の素材を使って、ジーンズに仕上げていくためのレシピ(縫製工程)にも情熱を注いで取り組んでいます。

 The Strike Goldの考えるジーンズのエイジングは、拘りの詰まったデニム生地と卓越した縫製技術、素材に拘ったパーツなど全ての工程でのノウハウの融合から生み出されます。

 擦り切れたポケット口や、ベルトループの中高の色落ち、前立ての擦れ、アウトシームやインシームのアタリやパッカリング、裾先の捻じれ、様々な箇所のエイジングが極上のデニム生地と相まって、立体的で存在感があり、風合い豊かなエイジングとして表れてくるのです。

究極のエイジングを実現する"SGスペック”に注目!!

理想のエイジングを生み出すためにこだわるストライクゴールドのジーンズの共通ディテールの数々です。

  • 革パッチ

    鹿革ならではの深みのある色とシワ感が生まれる革パッチ。穿き心地を邪魔しない柔らかさが特徴。

  • ピスネーム

    ブランド名を織り込んだレーヨン素材のピスネームは洗うことで縮みとねじれが生じ、ヴィンテージテイストの風合いが生まれます。

  • バックポケット

    バックポケットのステッチはブランドの名のルーツにもなった金を掘るつるはしをイメージ。

    エッジが立ち浮かび上がり、ステッチがほつれて味も増します。

  • トップボタン

    高級感があるブランドネーム入りのトップボタンは鉄製のため錆びが増してくることでヴィンテージ感の強い独特の味わいに変化。

  • ボタンフライ

    フロントはヴィンテージジーンスではスダンダードな仕様と言える鉄製のボタンフライ。

  • 隠しリベット

    オールドジーンズで定番の銅製リベット。バックポケットのアタリに重要な役割を果たします。

  • リベット (表)

    鉄製の打ち抜きタイプを採用しているとともに、リベット表面には銅メッキを施し、経年でのメッキのくすみが生まれる

  • リベット (裏)

    裏面は鉄製リベットをそのまま採用することで、穿き込んでいくことと錆が広がっていきます。

  • ベルトループ

    ジーンズの立体感を高める重要なパーツであるベルトループは生地を巻き込んだ中高仕様。中央に立体的に浮き上がるあたりを生み出します。

  • セルビッチ

    ストライクゴールドのセルビッチにはブランド名にちなんでゴールド糸が織り込まれています。

ジーンズの魅力はなんといってもエイジング。ストライクゴールドが追求してきた答えがここにあります。

錆びることで存在感が増すオリジナル鉄製ボタン

ジーンズを語る上で、鈍く光る銀色のトップボタンは、象徴的な大切なパーツの一つではないでしょうか。ストライクゴールドでは、オリジナルで製作した鉄製のトップボタンと小タックボタンを採用しています。一般的な真鍮製やニッケル製のボタンを採用していない理由としては、たかがボタンとはいえ、長年の着用による独特で存在感のあるエイジングを楽しむことの出来る重要なパーツであるからです。

鉄素材が持つ強烈で存在感のある経年変化(エイジング)は、鉄特有の「錆びる」というネガティブな現象が、同時に非常に味のある表情を見せるという魅力に強く惹かれ、素材から製作したオリジナル鉄製ボタンとして採用しています。

ジーンズの長年の着用は、同時に幾多のボタンの開閉の為に、指で触るという作業を繰り返したことを意味しています。

こうしてボタンの開閉の為に指で触った箇所は、錆びを起こすことなく磨かれるように鈍く艶めきを放ってくれるのです。
また、錆が生まれた個所は、ボタン自体に独特の存在感を生み、アジとなって素材本来の生きた表情を見せるのです。

ジーンズの名脇役たる拘りのオリジナル鉄製リベット

現代のように軽く丈夫で優れた化学繊維などない時代に、ワークウェアとして活躍した衣料には限られた素材同志を工夫して用いることでハードワークに耐えうる耐久性にまで鍛え上げられてきました。
ジーンズの各部位を補強するリベットもその一つです。

ストライクゴールドで採用しているリベット(隠しリベットを除く)は、オリジナルで製作した鉄製の打ち抜きリベットとなります。
凹部、凸部ともに鉄製で製作されたこの鉄製のリベットは、凹側には銅メッキが施され、凸側にはメッキを施さずクリアの塗装のみを施しています。
この一見、不思議と思える凹凸部ごとの仕様の違いには、長年の着用によるゴールの違いがあります。

着目したのは、ビンテージウェアに見られる銅メッキが施された鉄製リベットのエイジングプロセスです。
現代とは違い、当時の鉄は安価で、その鉄を使ったリベットを補強としており、錆を防ぐために銅のメッキが施されていました。


しかし、当時の金属を成膜させるメッキ技術は、現代から比べると非常に大きな耐久性の差があり、幾度の着用の中でメッキが剥がれ、中の鉄素材が錆びてしまうことが通常でした。

ストライクゴールドでは、こうした鉄素材特有のエイジングに強く感化されたことから、このパーツを注視し、答えを探したのです。
当時の銅メッキが施された鉄製リベットでは、、この「錆びる」という現象が起きることで、表面のデニム生地やポケットスレーキ(ポケットの袋布)のリベットの周辺が、錆により生地がほのかに茶色く滲み、絶妙な魅力を醸し出しています。また、銅のメッキが剥がれず、錆びずに残った部分も鈍くくすんだ艶を放ちながら鎮座しているのです。

この「錆びる」を表現するためには、現代の高度過ぎるメッキ技術ではメッキ自体が剥がれず、ただの銅メッキされた銅色のリベットになってしまいます。
そこで、凹部は、ジーンズの表面ビジュアルを飾る重要なパーツとして、長く着用した後も銅色を残し、それが傷や摩擦によって鈍くくすむようにと銅メッキを施しています。
また凸部では、「錆びる」ためにリベットを鉄の無垢な表情をそのまま生かすためにクリア塗装のみが施されています。こうすることで、ジーンズ裏面で見えるポケットスレーキ(ポケットの袋布)のリベットの周辺への錆と、その滲みが味わえるのです。

この鉄製リベットの存在感は、目立たずとも決して侮ることの出来ない殊勲のディテールなのです。

強度を求めることで生まれた美しいエイジングの中高ベルトループ

穿き込まれたジーンズのパーツ各所に見られる様々な特徴的なエイジングの中でも、中心部分に生地が巻き込まれ高く盛り上がったベルトループに浮き出る摩擦によって色落ちをした魅力あふれる痕跡は、ヘビーワーカーたちの求める耐久性に応えた縫製技術が元になっています。

細長く裁断された生地を、中心部分に巻き込んで、その脇をステッチで抑える。
抑える2本のステッチは、中高部分と両脇のフラット部分の溝のように出来た境目を走り、強度が高く摩擦に対して糸切れがしにくくなる工夫がされています。
結果、長年の着用の中で主に縦に盛り上がった中心部分から色落ちを始め、特徴的なストライプ模様を生み出されるのです。
このディテールのためにストライクゴールドでは、専用に製作したラッパと呼ばれる治具をミシンに取り付けてベルトループを作り上げています。

  • デニム生地

    ストライクゴールドの定番モデルには、8種類のオリジナルデニム生地をラインナップしています。表情、肌触り、穿き感、肌馴染み、色落ちなど、全く異なった生地のタイプから選ぶことができます。

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  • シルエット

    ストライクゴールドのジーンズでは、5つの独特なシルエットが用意されています。初対面の印象において非常に重要な要素である着用時のビジュアルを考慮しています。体にフィットする穿き心地から始まり、長い期間穿くことでさらに馴染む素材と設計がされています。

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